新潟県中小企業家同友会
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2023年10月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 10月号 Vol.427

2023年10月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 10月号 Vol.427

■表紙
世界を舞台に輝く
テディベア作家
【ROSE BEARⓇ】 吉川 照美 氏 上越支部

■Contents
◇PEOPLE LIFE data No.040
未来を創る! 新潟の企業家たち

"思ったこと"を行動に移す
プロデュース
吉川 照美さん ROSE BEARⓇ

◇委員会・部会活動報告
それぞれのテーマを専門的に学び、問題を解決!

ソーシャルビジネス部会/青年部会/女性部会/広報情報化委員会

◇新入会員紹介

◇私とお話しませんか?会員交流の館 vol.4

◇ANOTHER REPORT
例会や行事の報告など、
情報共有の場としてフリーテーマで同友会の情報を発信します。

移転しました! 新事務局を紹介!

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  • PEOPLE LIFE data
  • 委員会・部会活動
  • 新入会員紹介
  • 会員交流の館
  • ANOTHER REPORT

 

ROSE BEARの歩み

最初はアパレル会社に勤めながら好きな雑貨屋巡りをしていました。その頃に、自分がお店をするなら好きな雑貨屋経営をしていきたいと思い始めます。雑貨屋を巡る中で、どこの雑貨屋にも置いてあるテディベアにも興味がわき、テディベアのいわれや雑貨として調べるうちに、「自分でも作れるのではないか」と思い、自分で製作を始めていきました。最初から自分のテディベアを販売することを目的とし、製作をしていくことで、商品の一つとしてお客様に届ける心を持ちながら製作を続けています。
テディベア作家としてのデビューはアメリカで、これまでに世界的な賞をいくつももらっています。また並行して雑貨屋の経営を行っています。テディベアを通して、作家が営んでいる雑貨屋としても宣伝に繋がっていると感じています。
雑貨屋としての強みは、自分のお店に自身の商品(テディベア)だけでなく、繋がりのある他の作家のテディベアも委託を受け販売することができることです。作家同士の繋がりから、商売敵としてではなく、雑貨屋オーナーとして付き合うことができます。作家としての知識も他の作家のテディベアを安心して任せてもらえる環境になりました。
また、テディベア作家としてはセルフプロデュースをしながら色々なところに売り込みを行い、付加価値をつけるような話題作りをやってきました。主に、皇后雅子様ベア(皇室)やタレントに似せたテディベアなどを制作して様々なPRをしてきました。そのことにより、各方面での繋がりもでき今の"吉川照美が"というセルフプロデュースにも繋がっていきました。
「まずは何事もやってみて」を大事にし、初めてをやることを大事にしています。感覚を大切にし、思ったことを行動に起こすようにもしています。
現在は妙高の遊園地にショップを任せられて、期間限定のショップをオープンしています。遊園地にテディベアショップというものがあまり無いことに目をつけて、ポップなイメージで作ってみました。なんだろうと思わせるようなお店づくりをし、来たお客様が楽しめるような見せ方作り方を目指しています。

 

 

同友会で感じた
「会社と個人事業主の温度差」と自身の活用法

同友会の入会のきっかけは、同級生でもある(有)京美容室の関原さんの紹介でした。今の店舗を探しているときに、通っていた京美容室から歩いていける距離や佇まいなどからピンと来て店舗を借りました。その繋がりも有り、経営者が集まる会があることを聞き、入会に至りました。
入会してみて、色々な経営者の方と会い様々な考え方に触れることができて思ったことは、会社と個人事業主との温度差を感じました。経営を学ぶということも大事ですが、従業員を使い経営することと、個人又は小人数での個人事業主としての考え方は違い、勉強をする内容が当てはまらないこともあるので、その辺りを上手くプラスに持っていくような関わり方ができるようなことに繋がっていければ良いのかなと思いました。特に、少し特殊な仕事をしている自分としては、経営を学ぶというよりは仕事として繋がっていけるようにもっと同友会を活用していきたいと思っています。
同友会に個人経営者同士のグループや、似たような業種間の集まりなどがあるともっと参加、活用しやすいのかなと思いました。

 

ROSE BEARⓇ
会員名 : 吉川 照美 氏(上越支部)
事業内容 : 輸入雑貨店、teddy bear作家
住所 : 上越市大町4-3-4
TEL : 025-542-9075
創業 : 平成元年9月15日

ソーシャルビジネス部会(以後SB部会)では、7月25日にキックオフのオープン例会を開催しました。部会名を『障がい福祉研究部会』から『SB部会』に変更した狙いや、その思いについて、そしてこれからどのような部会活動を行い、どのようにして地域社会を良くしていきつつ会社経営を行っていくか、そんなことを、SB部会を通して考えていく第1回目の例会でした。県内の特別支援学校の先生方をはじめとして、多くのゲストにも参加して頂き、充実した例会になったと思っています。今後も特別支援学校の先生方とは密に連携を取り、卒業生が地域の企業の戦力となっていくことをSB部会としても後押ししていきたいと考えています。
また、8月2日には新潟同友会として後援した『やさしいお仕事説明会(新潟市・新潟地域若者サポートステーション主催)』が開催され、会員企業4社が出展しました。『やさしいお仕事説明会』は、何かしらの働きづらさなどを抱えた人たちを対象としており、通常の合同企業説明会のように採用目的だけでなく、自社の会社説明などを通して求職者の職業選択の可能性を増やしたり、あと一歩を踏み出す力を与えることも出来ますので、是非とも次回の参加ご検討をお願いします。そして、今後のSB部会の動きにもご注目下さい。

ソーシャルビジネス部 会長 小林俊介

 

今回は8月23日に「ジョイントチーム(以下、ジョイント)」が行った例会について報告します。ジョイントは同友会の学びの域を超え、新たな方向性(ビジネス連携、新規事業等)を模索し、繋がり協力していくことを目的としたチームです。今回がジョイントとして初の例会でしたが、多くの会員に参加してもらい良いスタートを切ることができました!
まずは会員同士でどのような事業を行っているか、「強み」「弱み」といった現状把握、今後の取り組みたい事業などを共有することを初会の目標としました。共有にはスプレッドシートを活用し、その内容を基に参加者で討議を行いました。討議は全体をひとつのグループとしてファシリテーターによる進行を行い、参加者に共有されている内容を参照しながら質問を問いかけ、発言してもらう形で行いました。
初回は改善点も生まれましたが、改めて自己紹介も行い、自社の顕在化した弱みに対して他社の事例を基に考察するなど、新たな発見や体験もしていただけたと感じました。
次回は会員同士がさらに話を深堀できるような工夫を行い、ジョイントの掲げたゴールへ前進して参ります。

青年部会 ジョイントチームリーダー 草間光夫(EC&パートナーズ新潟支部ウェスト地区)

 

8月25日、女性部会20周年記念行事がホテル清風苑で開催されました。20年に渡る女性部会の歴史が歴代女性部会長から語られました。
2003年に、冨岡フジ子さんがそれぞれ立場を尊重しながら、経営者、人間として成長することを目的として女性部会を立ち上げ「長野・新潟女性部交流会」を開催。
2005年2代目 本間純子さんは「何でも話せる女性部会」という雰囲気を大切にし「ビジネスマナー教室」などを開催、のちに佐渡支部設立に尽力されました。
2008年から遠藤秋子さんはサポステとの交流に努めました。その交流は現在も受け継がれています。また、会員各自の専門性を生かした「学び舎」をスタートしました。
2011年から太田裕美子さんは組織強化を図りつつ、ともに学び合う輪を広げ、サポステの出会いで今も縫物を教えています。
2013年から中村雪江さん「親しみやすく、集まりやすく、みんなでつくる女性部会」をテーマに活動し、この年から全国の女性部連絡会に参加を始めました。
2015年度から佐久間まゆ美、「経営指針基礎セミナー」、「ワークライフバランス」についての学び合いに力をいれました。
その後は、7代目 関原英里子さん、8代目 樋口由賀利さん、9代目 沖野恵子さんと、現在まで受け継がれている女性部会。今後の活動にご注目ください。

(株)佐久間組 佐久間まゆ美 記

 

2か月連続で紹介させて頂きます。取材させて頂いた会員様に話をお聴きして、取材終わりによく、ある質問をいただきます。「会員さんの所に訪問してみたいけど、行ってみてもいいんでしょうか?」という質問です。全然問題ないと思うのですが、それでも連絡するのにためらう方、ぜひ広報情報化委員会に来てみませんか?
当委員会では、広報誌「同友にいがた」の取材で毎月2~3社、会員企業へ伺っております。取材先は、委員会の中での話し合いで決めております。取材では、取材先の会社見学だけなく、広報誌には掲載しないディープな話、例会報告でも聴けないような話まで聴けたりもします。
聴いた話から、自社に置き換えてみて、何か活用できることがあれば、取り組んでみる事も出来ます。広報誌の取材だけでなく、同友会の良いところは、異業種に学ぶ事です。その為には、都合の良い部分だけ話を聞くのではなく、素直に話を聴けるかがポイントになります。聴き方を含めて、学べるのが当委員会の良い点です。
委員会は毎月1回、Zoomで行われており、どなたでも気軽に参加は可能です。皆さん、お待ちしております。

広報情報化委員会 委員長 品田敦司

米山:山田さんとはゴルフとかではお会いして、人となりは分かっていますが、商売のことってあまりよく聞いたことがない。ノラ・クチーナという素敵なお店をやっているというのは知っていますが、どうして見かけによらず(笑)あんな素敵なお店を経営されているんだろうというところをお伺いしてみたくて今回お申込みしました。

山田:どんなイケオジがやっているかと思ったらこんな感じなんで社長さん意外ですねってよく言われます(笑)。

米山:山田さんは銀行で働かれていたこともあるとお伺いしました。ノラ・クチーナ経営に至った経緯やきっかけはどういったものだったんでしょう。

山田:もともと家業が鳥安という焼き鳥屋をしており、最初は10坪ほどの店舗で、一階は店舗で二階が住まいという環境で育ちました。その後移転して大きくなりましたが、お店と住まいの関係は同じで、仕事と家庭が一体なのが当たり前の環境で育ちました。そこから抜け出たい一心で勉強して東京の大学に進学しました。文学部だったのですが就職する際に、漠然と自分でビジネスをするなら経営を学ばなければと思い、新潟の銀行に勤めることにしました。勤務していく中で魅力的な経営者の方々との出会いや銀行勤めの将来不安もあり、自分が継がなければ途絶えてしまう実家の焼き鳥屋を継ぐために戻りました。まずは料理の勉強や店舗運営の基本的なところから始まり、自分が気付いたことを改善してくと売上も右肩上がりに上がっていき経営の楽しさを感じることができましたが、チェーン店の地域進出で売上が伸び悩みいろいろと考えるようになりました。その中で東京のど真ん中で豊栄産のトマトが喜ばれていることを知り、自分が恵まれている地域で育ってきたことに気付きます、それを焼き鳥屋でも発信するようになりましたが求めている反響にまでは至らず、新しく健康志向女性顧客をメインターゲットにした豊栄の食材と相性の良い地産地消イタリアンのお店、田舎は田舎の良さを活かして県外からも集客できるような業態にしなくてはならないと考えて計画を進めていました。そこに大変良いご縁があって現在のノラ・クチーナ本店をオープンさせることになりました。そして設計士さんの手配してくれた広告掲載反響がとてもよくて、ターゲットにしたかった層にしっかり伝わって長期間の集客につながりました。

米山:紙面では伝えきれないノラ・クチーナ開店までのストーリーをお話しいただきありがとうございます!とてもよくわかりました。何か別の機会でまた登場していただけたら嬉しいです。話は変わって中小企業家同友会に入会のきっかけなどはいかがでしょう。

山田:中小企業家同友会には長井さんに誘ってもらいました。彼には私がJCの理事長をした時の専務理事を務めてもらった縁があり、勧められたので入会しました。長井さんとはお父様も含め月1回の近況報告会を持ったりと良いお付き合いをさせていただいています。

米山:地元のご縁を大切にお付き合いも続けられてる山田さんですが、店舗が増えてきている中で、今後の展開はどんな風にお考えですか。

山田:現在有限会社山田は、豊栄の鶏料理 鳥安・ノラ・クチーナ本店のほかに、月岡のトラットリア オラ ハラクチェ、新潟市駅南(中央区笹口)にノラ・クチーナ 鎧店、長岡市アクロスプラザ長岡七日町にノラ・クチーナ長岡店を運営しています。企業規模が大きくなってくると、社内で経営理念などが伝わりにくくなってきます。従業員教育や組織化を進めて人事評価制度の充実などに取り組むことと、新型コロナで崩れた収益構造を立て直していきたいと思っています。承継などについてはまだまだこれからというところで、子供たちも含め誰かがやりたいと思える会社に育てることが今のモチベーションになっています。

米山:本日は色々なお話を伺えて大変に良い刺激をいただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【対談者】 株式会社ヨネヤマDF 代表取締役 米山光紀(新潟支部ウエスト地区)

 

 

同友会の新たな拠点! ぜひお越しください!

2023年8月1日より、(一社)新潟県中小企業家同友会は事務局を新潟市中央区弁天に移転いたしました。
新潟の駅前への移転は、2023年5月に一般社団法人化に伴い、同友会として地域を考え、地域に関わる拠点として『産学官金報民』様々な組織との連携をより一層深めていくことを目的としています。
新潟駅万代口を左手のバスターミナル方向へ進み、徒歩1分。石宮公園のテナント入口から階段を上がった2階に新潟同友会事務局があります。
事務所スペースと会議スペースを併設しておりますので、小規模会議の際はぜひご利用ください!
皆様のご来局をお待ちしています!

     

入会案内・お問い合わせ

中小企業の経営者及びこれに準ずる方で、会の趣旨に賛同される方は、どなたでもご入会いただけます。
また、会員企業の社員の方や会員でない方も参加できる行事があります。

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