新潟県中小企業家同友会
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2026年3月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 3月号 Vol.454

2026年3月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 3月号 Vol.454

■表紙
福祉企業とその他企業の壁を壊す
“私たちにできること”
【一般社団法人障害者協働ネットワーク 代表理事】
足立 裕介 氏 長岡支部

■Contents
◇PEOPLE LIFE data No.068
未来を創る! 新潟の企業家たち

“想い”を“事業”に、そして“企業”に
足立 裕介さん
一般社団法人障害者協働ネットワーク 代表理事

◇支部・委員会・部会活動報告
それぞれのテーマを専門的に学び、問題を解決!

燕支部/下越南支部/女性部会/ソーシャルビジネス部会

◇新入会員紹介

◇私とお話しませんか?会員交流の館 vol.30

◇ANOTHER REPORT
例会や行事の報告など、
情報共有の場としてフリーテーマで同友会の情報を発信します。

青年部会主催 企業変革支援プログラムVer.2 登録説明会

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  • PEOPLE LIFE data
  • 委員会・部会活動
  • 新入会員紹介
  • 会員交流の館
  • ANOTHER REPORT

 

法人設立と自身の生き方

障害者協働ネットワークは、簡潔に言えば「障害者福祉事業の営業支援」を生業にしている会社です。就労継続支援事業所などでは、各社で利用者が行う仕事を請け負っています。中には、その仕事づくりがうまくいかない企業もあり、そういった企業へ一般企業などの仕事を紹介することが、大きな業務の一つです。
私は普段、長岡の社会福祉法人で社員として働いています。そこでは、自社の業務内容の他、福祉全般の仕事をしています。ある時、会社でダブルワークの許可が出ることになりました。日々の仕事の中で「障害者と企業を繋ぐ」ということが楽しく、もっと専門的に関わりたい、と思ったことが創業の理由です。現在は役員4名の会社ですが、同業の別法人の方との繋がりの中で、考えに賛同してくれた方で設立に至りました。
教育学部のある大学に受験失敗し、新潟医療福祉大へ進学しました。当時は福祉に興味を持っていたわけではありませんが、在学中にメンタルケアのコースを選択すると、悩んでいる方にどんな声を掛けられるのか、悩みの解決に何ができるのかと思うようになりました。そんな仕事ができればと行政を受けるも、行政の中の福祉分野というピンポイントな応募は狭き門で、結果的に現在の社会福祉法人に入社することになりました。
入社をして感じた一番の悩みは「新卒の私が、年上の利用者へ“働くこと”を語る」ということ。葛藤もありましたが、外回りの営業等面白さもあり、【人に関わりながら、自分にできることをする】が根っこにあったと思います。

 

同友会の入会と、「福祉企業」と「その他企業」の壁

福祉事業で働く中で、㈱WithYouの小林俊介さん(柏崎支部)とは長く良くしていただいていて、起業後に同友会を紹介してもらいました。企業との接点が持てればと入会しましたが、支部の活動はあまり自分には刺さらず、退会も検討していました。最後に、と参加した2024年の経営フォーラムで、エフテクニクス㈱の藤島俊祐さん(新潟支部)から青年部会を紹介され、活動に参加するようになりました。経営者に触れて感じたことは「みんなめちゃくちゃ社員のことを大切にしている」ということ。言葉に出てくる社員への感謝。自社が雇用をできるまでになれば、絶対に大事にしたいと感じました。
また、企業の現場と福祉の現場を伝え合うことが必要だとも感じました。各社が抱える課題やコストに、「福祉の企業ならこんなに手伝えるのに」というケースが非常に多く、お互いのイメージを払拭して、壁を壊すことは、自社の事業関係なく必要なことだと感じています。
自社の役割は「利用者の好きなことを仕事にする」こと。「利用者の仕事づくり」は課題になっている事業所が多く、企業側も労働力不足に直面しています。そこへ利用者にやりたい仕事を提供できるような状態にし、仕事に前向きに臨んでくれる人材を企業に紹介することです。これを拡げていくこと、自社が関わらなくても当たり前になることが私の何よりのやりたいことです。火事がなくても消防士は必要なように、自社の存在意義は残り続けるとも考えています。
今、青年部会で役割を頂いていており、自社の課題を解決する例会を複数回開催させてもらっています。全国大会では「利益もなく、仕事になっていない」「会社に専念して本気になれ」と厳しい指摘もいただきました。企業として、経営者としての土台を固め、学びながら悩んで、事業の拡大を図っていきたいと思います。

 

 

一般社団法人障害者協働ネットワーク
代表理事 : 足立 裕介 氏(長岡支部)
事業内容 : 障害者の所得向上や活躍推進のため企業連携の共同受注・窓口事業
住所 : 新潟県長岡市五反田町366番地1
TEL : 080-5223-2886
創業 : 2022年
従業員数 : 役員4名

年度末を迎え、燕支部長としての1年目を無事に終えることができました。初めての大役で不安もありましたが、4人の副支部長をはじめ支部の各チームの皆さんに支えられ、充実した活動となりました。対内外での報告例会や、同じテーマを2回行うブラッシュアップ型の取り組みも功を奏し、良い成果につながったと感じています。
個人的には、6月のアオーレ長岡での合同例会、中小企業経営フォーラムでの基調報告という大きな舞台で発表する機会をいただき、大変緊張しましたが、これまで以上の自信と覚悟が芽生えた一年でもありました。
来年度の燕支部はさらに新たな動きを計画しています。新潟県中小企業家同友会もより地域に必要とされる存在になっていくことでしょう。私も微力ながら協力し、共に成長していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

燕支部長 本多 貴之(ミノル製作所㈱ 代表取締役) 記

 

2025年度のスローガン「明るい未来は自社の経営指針にあり!(原点回帰)」を合言葉に、経営指針の成文化と実践を軸に学びを深めました。会員が自社の現状把握から進むべき方向・目的・夢を言語化し、PDCAを回しながら付加価値を高める取り組みを後押ししました。また、採用や資金調達等の課題に対しては、行政・金融・学校等との連携も意識し、起業家(第二創業)を支える学びと交流を重ねました。
2026年度は、スローガンを『さらけ出せ未来のために。向き合え、仲間のために』とし、「社員の笑顔が地域の未来と会社の明日を創る」を共有し、「本気・本音」で弱さも語れる例会へ転換します。逃げない・隠さない・見捨てない姿勢で、例会終了後に必ず“明日からの一つのアクション”を宣言し、支部内で進捗を共有して学びを行動に変えます。
重点を置いていくこととして、①会員の経営課題報告を中心に、参加者全員が自分事として解決策を絞り出す「徹底討論」を重視する。②ゲストの核心を深掘りし、参加後のフォローを徹底して仲間づくりを加速(年度末会勢40名を目標)する。③行政・学校等との越境連携を進め、地域課題解決やキャリア教育の取り組みを対外的に発信する。④支部内外への声掛け・企業訪問を継続し、会員が孤立しない風通しの良い支部運営を推進。
以上が今年度の振り返りと次年度に向けた下越南支部の活動報告です。

下越南支部長 野瀬 陽(㈲新光園・ガーデンスタジオ雅楽庭 代表取締役) 記

 

今年度の女性部会でメインの活動を二つ報告させていただきます。
①第28回女性経営者全国交流会in東京 テーマ「グラデーション!~咲き誇れ、じぶん色、みんな色」
全国から女性経営者を中心に約1000名の参加者が集まりました。新潟から魚沼支部の奥野真理香さん(なにわ茶屋 女将)が報告者に選ばれ、女性部会の皆様と参加させていただきました。料亭の女将をしながら前職の経験を生かし、障害者雇用という難しいテーマに挑戦している奥野さん。今回の女全交のテーマとマッチし、選ばれたまでは良かったのですが、同友会に入会したばかり、経営は義理のお母さんからバトンタッチしたばかりの状態だったので、全国の舞台での報告は、正直本人も周りも不安な中での挑戦になりました。座長の山田育永さんも初女全交、そして座長経験も初めてという手探りの状態からのスタートで、本当に悩みながら頑張ってくださいました。そんな中でも沢山の方々がサポートしてくださり、無事に大舞台を終える事ができました。関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
奥野さん、山田さん本当にお疲れ様でした。そして私達も共に成長する機会に恵まれた事を感謝しております。
②女性議員さん達と共に考える町づくり
女性が住みやすい町作りをテーマに下越南支部 木村地与仁さん(木村建設㈱ 代表取締役)を座長に例会をさせていただきました。少子高齢化が進む中、子供を産み育ててくれる女性にどうやったら地元に根付いてもらえるのかを女性議員さん達と話し合いました。このテーマは、長期スパンで考えていかないといけないので、次年度以降も引き続き進めて行きたいと思います。

女性部会副部会長 金井 佐也子(㈱Kanaiya. 代表取締役 三条支部) 記

 

ソーシャルビジネス部会は今年度、「会員企業と福祉事業所の連携」「福祉だけでなく、様々な人材活躍事例を生み出す」「連携事例をきっかけに、地域に欠かせないリーディングカンパニーを輩出する。」を掲げてきました。
7月には、中同協の「障害者問題委員会」を初めて新潟で開催することができたり、10月の障害者問題全国交流会in青森へ5名で参加することができたりと、新潟の中だけでなく全国の事例に触れたり、同友会における障害者問題に向ける意識の高さと重要性を再認識しました。
一方で、活動がコアメンバー化してしまったこと、コアメンバー以外への情報発信が滞ってしまい、所属のメンバーをうまく関わり合い活動を広げていくことができなかったことが大きな反省点です。
次年度は、組織体制も変更を予定しており、より多くの方がソーシャルビジネス部会の活動に参加をして、悩みを共有し課題を解決できる。各社の実践や最新事例を学びあい、福祉事業もそうでない企業もお互いの事業の発展を目指し合う。そんな部会にしていきたいと考えています。
ソーシャルビジネス部会は、人を生かす経営に密接にかかわる部会です。共に学びあい、活用して自社経営に生かしましょう!

ソーシャルビジネス部会長 小林 俊介(㈱WithYou 代表取締役社長 柏崎支部) 記

瀬賀:まずは、同友会に入られた経緯を教えてください。

三田:正直に言うと、仲間に誘われたのがきっかけで、当時は同友会が何をしているのかもよく分かっていませんでした。意外と断れないタイプで、人から頼まれるとすぐ入ってしまうんです。でもそのおかげで、「生産者」のままでなく、「経営者」という視点を持てたんだと思います。

瀬賀:同友会には積極的に参加されているイメージですが、最初はそうだったんですね。

三田:未だにグループ討論などは苦手ですよ(笑)。でも、「面倒だな、行きたくないな」と思う時こそ、あえて行くようにしています。楽な道より、大変な道を選んだ方が自分の身になりますから。実際、昨年の経営フォーラムで役割を任され、責任を持って動いたことで、皆さんと知り合うきっかけができ、自分の居場所を見つけることができました。

瀬賀:事業についても伺わせてください。米が売上の9割を占めているそうですね。

三田:そうですね。自社生産だけでなく、地域の農家さんから仕入れて販売することにも力を入れています。村上市内で一番米を流通させる会社でありたいと思っていて、農家さんから適正な価格で買い、支払いを早くすることで、信頼関係を築いています。

瀬賀:独自の商品名も印象的です。

三田:「牛と作ったお米」というネーミングで展開しています。隣の親戚の牧場で育てている村上牛の堆肥を使い、土作りからこだわっています。牛がワラを食べ、その堆肥を田んぼに返す。この循環が、化学肥料を減らしつつ美味しい米を作る強みになっています。

瀬賀:従業員の方々との接し方で、意識されていることはありますか?

三田:最近は、あえて現場に出すぎないようにしています。私が命令してやらせるのではなく、スタッフ自身がゴールを理解し、その過程を自分で考えて動く方が楽しいはずですから。

瀬賀:自律的な組織作りですね。新卒の方も入社されるとか。

三田:求人を出していないのに、HPを見て「ここで働きたい」と来てくれた学生さんがいます。そういう熱意のある人を断ることはできません。彼らのような若い力が活躍できる場所を作ることが、私の役割だと思っています。

瀬賀:最後に、今後の展望をお聞かせください。

三田:これまでは業者向けの販売が主でしたが、今後はHPやSNSを強化し、直接お客様に夢ファームあらかわのこだわりを届ける仕組みを作りたいと考えています。20代の頃、農業界の「イチロー」を目指せと言われた言葉が今も胸にあります。3年以内に新しいチャレンジを形にし、さらに会社を成長させていきたいです。

 

 

企業変革支援プログラムVer.2の登録説明会が、2月10日・17日にZoomにて、青年部会主催で開催されています。同友会の会員全員がe.doyuから
活用でき、自社の現在を数値にして円グラフ化する「会社の健康診断」が企業変革支援プログラムVer.2です。次回は3月3日・10日(火)それぞれ
Zoomで19時~20時に開催される登録説明会について、主催の青年部会からのメッセージと、説明会で登録を行った方の感想を紹介します。

㈱はるかぜツアー 代表取締役 猪又 隆一 氏(新潟支部ウエスト地区)
なぜ今、私達青年部会が企業変革支援プログラムの登録説明会を主催したのか?企業変革支援プログラムの登録数が、現在新潟同友会にて進める「青年経営者全国交流会の新潟誘致」に繋がることはもちろんですが、それ以上に「一経営者として、このプログラムが自社に必要だ」と強く感じたからです。せっかく皆さんに登録をお願いするなら、単なる数字としてではなく、その中身と価値をしっかり知った上で納得して活用してほしい。そんな思いからこの場を企画しました。実は、私たちもまだ完璧に理解できているわけではありません。皆さんと同じ目線で、自社の変革のためにしっかり学びたい。そんな「共に学ぶ場」にしたいと考えています。このプログラムの良さは、会社の「今」を健康診断のように可視化できることです。診断結果がレーダーチャートで見えるので、自社の強みや弱みが一目でわかります。全国の仲間や同業種と比べることで自分たちの現在地が分かり、毎年続けることで成長を数字で実感できます。客観的なデータを持つことで、社員さんと一緒に「次の一歩」をワクワクしながら話し合える。そんな経営指針の実践に向けた一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう!!

ECアシスト&パートナーズ 代表 草間 光夫 氏(新潟支部セントラル地区)
個人事業主として昨年に引き続き2年目の登録となりました。正直なところ、社員を雇用していない自分にとって、このプログラムがどこまで必要なのか、参加前は迷いもありました。しかし実際に取り組んでみると、普段の事業運営では立ち止まって確認することの少ない観点や考え方に多くの気づきを得ることができました。特に市場や顧客に関する設問は、法人・個人といった立場に関係なく、事業を続けていく上で欠かせない要素だと実感しました。画面上の入力だけでも事業の健康チェックとして有効ですが、プログラムのテキストを併せて読み込みながら進めることで、設問の意味理解が深まり、単なる入力作業にとどまらない自己診断が可能になります。その点で、本プログラムは事業の状態を多角的に確認できる「企業ドック」のような存在だと感じました。今後は年1回に限らず、6か月や4か月ごとに活用し、事業を定点観測していきたいと思います。

MAZAQ㈱ 代表取締役 小竹 康裕 氏(柏崎支部)
企業変革支援プログラムVer.2の概要説明から実際の登録手続きに至るまで、1から10までサポートしていただきました。いわゆる同友会用語でわかりにくくなりがちな内容も、具体例を交えながら説明してくださり、理解を深めながら安心して進めることができました。疑問点にも一つひとつ的確に対応していただき、不安なく登録を完了できたことに感謝しています。非常にわかりやすく、実務に直結する有意義な会でした。

【次回は3月3日(火)・10日(火)19時~20時Zoomにて開催!】

     

入会案内・お問い合わせ

中小企業の経営者及びこれに準ずる方で、会の趣旨に賛同される方は、どなたでもご入会いただけます。
また、会員企業の社員の方や会員でない方も参加できる行事があります。

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