新潟県中小企業家同友会
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03新潟支部

2021年8月18日 新潟支部例会が開催されました!!

『本音を引き出し組織を作る~組織融和の鍵はコレだった!』

新潟支部8月例会が、Zoom開催されました。

報告者に、株式会社アドハウスパブリック アカウントディレクター 佐藤 貴子氏(新潟支部セントラル地区会員)より人材育成・組織融和・心理的安全性をキーワードに報告していただきました。参加者は総勢50名となりました。

 

【ポイント】

・本音を引き出すためにはまずは心許せる関係性つくりから。本音は、受け止めてもらえるという安心感=心理的安全性がなければ引き出せない。

・本音は往々にして本質と感情が入り混じっている。問題の本質や事実を聞くことと相手の感情を切り離して聞くこともマネージメントスキルとして不可欠。

・山本五十六の言葉『やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』をたとえに、信頼し、任せることでグンと成長できる。任せるということは主体的に考えることに繋がり、自分事に考える経験の積み重ねがチーム力向上に大きく貢献する。

・小集団活動(数名のグループでの改善活動・ボトムアップ活動)で考えを言葉にする練習が必要。進行役を持ち回りにすることで、主体的に考える訓練になる。参加するだけではなく、企画する側も経験することで、「参加者」から「参画者」と成長するきっかけとなる。

・企業の長期的成長や組織力の底上げには採用力(いい人材を確保すること)よりも育成力が大切である。そのため、育成する側が評価される仕組みや制度を設けることも重要。出来る人が増えることで業務の属人化を防ぎ、また業務量の偏りを防ぐ等、組織の課題解決には育成に注力していく必要がある。

・経営者一人で全体の組織融和は不可能。社長が、幹部が、社員それぞれが、それぞれの立場できることがあり、それを形として落とし込む作業は経営者の役割であり責任である。

例会を通じて、組織融和は一日にして成らずと実感しました。そして、日常の育成や時間の積み重ねの質が重要で地道に行って初めて心理的安全性が築けると感じました。また、心理的安全性を構築して~と社員に丸投げせず、会社としてきちんと関係性の構築の仕方や年齢や勤続年数関係なく想いの届け方の注意点等を共有をすることも必要なんだと認識しました。自己満足の組織融和にならないように、経営者は社員の声にしっかりと耳を傾ける必要があると思います。それが主体者を増やすことにもつながり、特定の人物に依存しない、本当の意味で結束力のある強い企業になれると感じました。

報告者 佐藤 貴子氏 (株)アドハウスパブリック アカウントディレクター(新潟支部セントラル地区)
座 長 猪又 優苗氏 (有)ヤマナリ猪又産業 取締役(新潟支部セントラル地区)
室 長 林 健太郎氏 (有)ファッションハヤシ 取締役社長(新潟支部サウス地区)

 

  

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