新潟県中小企業家同友会
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2026年2月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 2月号 Vol.453

2026年2月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 2月号 Vol.453

■表紙
思い出したふるさとの味
地域発信のハブを目指す
【NOSACHI合同会社 代表】
佐藤 拓也 氏 村上支部

■Contents
◇PEOPLE LIFE data No.067
未来を創る! 新潟の企業家たち

歴史と想いを
形にして届ける
佐藤 拓也さん NOSACHI合同会社 代表

◇支部・委員会・部会活動報告
それぞれのテーマを専門的に学び、問題を解決!

新潟支部/三条支部/共育求人委員会/青年部会

◇新入会員紹介

◇私とお話しませんか?会員交流の館 vol.29

◇ANOTHER REPORT
例会や行事の報告など、
情報共有の場としてフリーテーマで同友会の情報を発信します。

中小企業経営フォーラム2025 in 下越ブロック

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  • PEOPLE LIFE data
  • 委員会・部会活動
  • 新入会員紹介
  • 会員交流の館
  • ANOTHER REPORT

 

30歳の節目と郷土の味

NOSACHI(同)は、クラウドファンディングの支援・SNSの内製化支援と共に、地元村上の鮭を筋子へ加工・販売する事業を行っています。2024年の起業まで、新発田の携帯電話販売代理店で会社員として働き、店長・マネージャー・部長と経験をしてきました。20代の頃は仕事に没頭していましたが、30歳を迎えた時に業界とそこで働く自分の限界が見えてきて、「自分の為に働きたい、経営者になりたい」と考えるようになりました。
起業のきっかけは、幼少期から慣れ親しんだ「はらこ(いくらの醤油漬け)」でした。地元が村上で、年始には母が大きなボールにたっぷりとはらこを作ってくれて、おたまでご飯にかけて食べる。今では考えられませんが、そんな贅沢な食事が当たり前でした。社会人になり、取引先に高級なギフトを贈りたいと思った時、あの味を思い出しました。

 

筋子屋の「はらこ」復活へ

祖母の実家が村上駅前で「筋子屋」という水産加工店をやっていて、学生や地域の人が集う場になっており、地域に愛されていたのですが、そのお店は8年ほど前に叔父が亡くなって廃業していた事を知りました。
私も小さい頃にお店を手伝った思い出のある筋子屋の廃業はとても残念でしたが、実は母の作るいくらの醤油漬けが筋子屋の製法と同じだと知りました。あのはらこの味を全国へ届けたい、という想いから「もう一度家族で力を合わせてやってみないか」と母に持ちかけました。
叔母に事情を説明しに頭を下げに行った時、泣きながら「たくちゃんがこんな風に言ってくれるなんて思わなかった」と言われました。こうして筋子屋を復活させることになったのですが、すでに設備も商品も顧客リストも同業社に譲っており、残っていたのは、はらこのレシピと建物の脇に残っていた看板だけでした。

 

 

ゼロから始めた中で出会ったクラファン

右も左もわからない業界で、前職で培った人脈をフル活用し、仕入れ先の開拓から設備の準備まで、すべてゼロから始めました。そんな中で出会ったのが実店舗や在庫を持たずに全国へ商品を届けられるクラウドファンディングです。 初めての挑戦では支援金が7万円と惨敗しましたが、2回目ではリターン内容を見直し、想いをしっかり届ける事に重点を置き、100万円の支援を集める事に成功しました。「想いを届ければ人は支援してくれる」この経験が今の事業の原点になっています。

 

多面的なサポートで事業者のハブを目指す

会社員時代は家業を手伝う形で筋子屋を続けていましたが、2024年に会社を退職して独立を決意し、筋子屋だけでなく、新潟の事業者の方々の販売をサポートする地域商社事業を始めました。作ることに一生懸命で、良い商品なのに売り方やPRの仕方がわからない生産者の方は多いです。私は作る事より売る事が得意だったので、新潟の幸を全国に届ける事業ができないかと考えました。会社名の「NOSACHI(の幸)」は、「山の幸・海の幸」のように、様々な幸を届けることをイメージしています。
クラウドファンディングの支援を中心にSNS運営、LP作成、公式LINE活用、営業支援まで、トータルでサポートを行い、ただ商品を売るのではなく、どんなストーリーや想いで事業をされているか、それを形にして届ける事が私の仕事です。将来的には、新潟の事業者と県外の経営者を繋ぐハブのような存在になりたいと思っています。新潟の魅力を知らない方、地方との接点がない方を繋いで、相乗効果を生み出せたら、新潟はもっと潤うはずです。
筋子屋の方では、いずれ実店舗を構えるつもりです。ネット販売だけでは、商品は知ってもらえても地域のことは伝わらない。村上に来てもらうきっかけを作りたい。大正時代から続いてきた歴史と想いを再び守り続けていきたいと思っています。
私の想いは、「地域発信のハブになること」です。様々な業種の方とお話しする機会が多く、その中で「こんな繋がりがあったらこの人の事業が広がるかも」と感じる事がよくあります。具体的なご依頼などがなくても、純粋に事業の壁打ち相手として、日常的な相談相手として気軽に声をかけていただければ嬉しいです。

 

NOSACHI合同会社
代表 : 佐藤 拓也 氏(村上支部)
事業内容 : クラウドファンディング支援事業、SNS内製化支援、鮭加工販売
住所 : 村上市緑町2-2-16
TEL : 080-6739-2142
https://nosachi.jp/
創業 : 2024年
従業員数 : 1名

新潟支部の活動として、支部スローガン「主体者たれ」のもと、各例会時にNDGsテーマに則って例会作りをしております。NDGs「連携の創出」として12月に3支部長でのパネルディスカッションを開催しました。「支部の垣根を越えて~つながりがひらく2026年への展望~」というテーマで開催し、各支部の方々の参加のもと大忘年会を開催しました。各支部長の方向性と思いを共有し2026年に向けて語り合いました。
また、対外的には第3セクターや行政との関係構築にも力を注ぎ、同友会の存在価値を伝えてきました。その結果、IPC財団様よりプロポーザル審査員の企業枠として同友会を選出いただき、地域に必要とされる存在であることを実感しています。11月開催のイベント「日々是新」では、後援という形で行政との連携も実現しました。
学びの深い同友会だからこそ、内に留めるのではなく、他支部・対外へと積極的に発信し、関わりを広げていくことが重要だと感じています。人がつながることで学びは深化し、同友会はより大きな力になります。新潟支部は、その先頭に立ち、認知拡大と影響力の向上を目指し、着実に歩みを進めてきました。
2026年度以降は、時代に即した新たな手法も積極的に取り入れながら、さらに多くの仲間とともに学び合い、挑戦し続ける新潟支部をつくっていきます。

新潟支部長 中村 修吾(㈱Creative.LAB 代表取締役) 記

 

今年度、三条支部はNDGsカテゴリーより選択した3つの重点課題を元にオリエン・交流・学びの3つのグループを作り活動して参りました。
オリエングループではメンバーの企業訪問例会を開催し、現場の雰囲気や仕組みを肌で感じる事で支部会員同士をより深く理解する事ができ、学びに繋がっています。
交流グループでは夏に神田支部長出演のチャリティーコンサートに参加し、その後の打ち上げとして支部内で音楽フェス(カラオケ大会)を開催したり、12月の望年会では落語家の方をお招きしてみんなで落語を楽しんだりと楽しいイベントで交流を深めています。
学びチームでは労使見解を紐解き、人を生かす経営について学べる例会を設営してきました。10月の例会ではこれからの人材育成において重要視されている発達障害について学び、企業のあり方について考えました。2月17日(火)にはその第2弾となる例会を企画しており、センサリーツール研究所・大橋清二さんの商品開発に至るまでとこれからの挑戦を通して、人生哲学を学んでいただける例会になると思います。
三条支部には鋭い視点を持ち、人間観察力・人を巻き込む力に長けている方が多く、いつも学ばせていただいております。これからも「敷居は低く、間口は広く」のスローガンのもと、楽しく交流しながら真面目に活動して参りますのでよろしくお願いいたします。

三条支部 渋川 絵美(㈱アクティブプラン 総務部長) 記

 

2025年11月29日(土)、朱鷺メッセで「新潟ミライを創るシゴト展」を開催しました。目的は「地元の若者に地元の企業を知ってもらおう!」と掲げて、この思いに共感した仲間たちが集まり、2025年6月から準備をスタート。参加企業の社員は月1回のワークショップで集まり、意見交換やアイデア出しを重ねました。
迎えた当日は学生・一般あわせて約80名が来場。
来場者からは「知らなかった多くの地元企業を知ることができた」「地元のために働くのも良いと感じた」といった声が寄せられました。参加企業の社員からは「とても楽しかった。次回はもっと魅力的なブースを作りたい」「他社の社員とつながりができてうれしい」という感想があり、経営者からも「社員が自社を改めて知るきっかけになった」「社員の自主性が育まれ、うれしく思う」との評価をいただきました。
委員会としては初めての対外行事で試行錯誤の連続でしたが、挑戦を通じて課題が明確になり、次へのステップにつながる一日となりました。次年度も会員の皆さまのご協力をいただきながら継続してまいります。
最後に、本事業に共感して参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます

共育求人委員長 佐藤 潤一(㈱インプレッシヴ 代表取締役社長 新潟支部セントラル地区) 記

 

青年部会の猪又です。今年度は、新たな体制の青年部会がスタートし、「絆」をスローガンに、仲間と一緒に動いた一年でした。各チームの事業も新しい挑戦が多く、手探りながらも月一回の事業を積み重ねる中で、まずやってみる、関わってみる、そんな前向きな空気が生まれてきたと感じています。立場に関係なく声を掛け合い、青年部会活動を自分ごととして捉える仲間が少しずつ増えてきたと感じています。
春には、新たに立ち上げたレクリエーションチームで弥彦山登山を実施しました。共に汗をかき、笑い、時には息を切らしながら登った時間は、自然と距離を縮め、青年部会らしい絆を実感できる機会となりました。
そして今年度一番の挑戦が、2028年青年経営者全国交流会の新潟誘致活動です。結果は惜しくも京都に届きませんでしたが、ALL新潟で本気で向き合い、想いを一つにして動けた経験は、何ものにも代えがたい財産です。この一年で深まった絆を力に、次の挑戦へとつなげていきます。

青年部会長 猪又 隆一(㈱はるかぜツアー 代表取締役 新潟支部ウエスト地区) 記

𡈽田:新潟支部の10月例会での品田さんの報告を聞いて、ぜひお話を伺いたいと思い訪問しました。品田さんは会歴も長くて、同友会にすごく一生懸命な方だなという印象がありますが、入会したときはどうだったんですか?

品田:ありがとうございます。入会は当時の代表から、社内で熱意を失っていた私に「同友会の青年部会に行ってこい」と言われたと事がきっかけでした。何もわからずに参加していた青年部会にはすごい人がたくさんいて、すごく楽しかったんです。何回か出ているうちに当時の事務局長に「そろそろ入会だね」と言われるがまま入会しました。青年部会では、決算書の勉強会をしていたんですが、当時の講師は自分たち。人に説明するために勉強して、講師として話をするんです。質問されると頭真っ白で何も言えなくなったりして。

𡈽田:昔から色々挑戦していたんですね。

品田:最初はどちらかというと強制でしたね。人前で話すのも得意ではなかったですから。でも今は、経験の重要性を強く意識しています。逃げていたらそれ以上の発展はない。やった結果、失敗しても成功しても、前進したことになりますから。

𡈽田:すごく共感します。僕も座長などを経験させてもらいましたが、まず1回はトライしようと心掛けているんです。自分のシナリオにない新しいことに踏み出すことが、本当の成長につながると思っていて。想定内のことができても、それは成長ではないんじゃないかなと。

品田:私もそう思います。年を取ると失敗を避けたくなりますが、そこをやっていかないとダメ。社員さんに対しても「失敗してもいいんだよ」という姿勢を見せていたい。私自身が踏み出すことが大切だと思っています。

𡈽田:シナゼンさんは「より良い働き方を提供する事業」を掲げていらっしゃいますよね。

品田:創業のルーツはコピー機の修理事業でした。技術力があるからこそ、販売した商品のメンテナンスまで責任を持てる。それが信頼に繋がってきたのだと思っています。

𡈽田:HPに、「安心・信頼・実績の100年企業へ」と記載がありましたが、今後はどういう会社にしていきたいですか。

品田:多くの人が「シナゼンで働きたい」と思える会社にしたい。チャレンジを大切にする文化を作っていきたいですね。技術力という原点を大切にしながら、常に新しいことに挑戦していく。それが100年企業への道だと思っています。

𡈽田:とても共感します。私自身も“100年先の豊かなふるさとをつくる”というパーパスを掲げているので、シナゼンさんが描く未来像には強く惹かれるものがあります。

 

 

2025年11月27日、中小企業経営フォーラム2025 in 下越ブロック【企業家の力で新潟を元気にする】が五泉市のラポルテ五泉・
ガーデンホテルマリエールにて開催されました。「新しい形の経営フォーラム」を目指し、「経営者の成長」「中小企業の魅力発信」
「同友会運動の拡大」を理念とし、2030年までのビジョンを掲げました。その1年目となる本フォーラムでご活躍された3名の感想を紹介します。

実行委員長 ㈱Re-size. 代表取締役 野口 晃 氏(新発田支部)
改めまして、今回の経営フォーラムにご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。皆様の熱意ある参加により、充実した学びと交流の場を創出することができました。参加を見送られた方々には、ぜひ次年度お会いできることを楽しみにしております。
本フォーラムは、中小企業の素晴らしさを地域社会へアウトプットする重要な場です。私たち中小企業と同友会が社会に広く認知され、確かな影響力を持ち、地域になくてはならない存在となるためには、ひと先ずは認知の指標である組織率3%の達成が不可欠です。組織率3%(会員1000名)を達成したら世の中が少しは良くなっているはずです。
NDGs2030が掲げる2030年という目標年次に向けて、私たちも具体的に行動する時です。オール新潟で力を合わせ、中小企業が輝く持続可能な未来を共に創造していきましょう。
皆様のさらなるご参加とご協力を心よりお願い申し上げます。

基調報告座長 ㈱明治屋 代表 大𣘺 和明 氏(燕支部)
「幼馴染だから」と軽い気持ちで拝命した基調報告座長。入会してから日も浅く、座長も報告も未経験。しかも本多氏はそこかしこで報告済み。
職業柄で「クセ強素材(褒め言葉)を、どう新しいひと皿に仕上げるか」に思い悩むも、唯一の武器、「幼馴染」を最大化すべく一丸となってくれた実行委員会メンバー。
トンガる本多氏の、今に至るプロセスにこそ学びがあるはずと、ビール片手に卒アルを見ながら「丸くなるな、星になれ」と呟いたり。懐かしいな、この感覚。
「予想をはるかに上回る」経験と良質のプレッシャー、大変美味しゅうございました。末筆ながら、室長、委員長、委員会メンバー並びに傾聴いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。

第3分科会報告者 ライブデザイン㈱ 代表取締役 長谷川 敏栄 氏(柏崎支部)
フォーラム分科会にて報告の機会をいただき、人生の振り返りとこれからの使命を可視化できたこと、とても感謝しています。
起業以来、将来のビジョンを描きながら歩んできましたが、日々の業務に追われる中で、自社の強みやこれまでの紆余曲折を十分に整理できていませんでした。今回の報告を機に、地域に貢献しながら事業として成り立たせていくための指針を、改めて明確にすることができました。
当日は、実績ある経営者の皆様を前に大変緊張しておりました。正直なところ、まだ何かを成し遂げたと言える段階ではないという思いもありました。しかしフォーラムを通じて、本当に多くの新しい出会いと学びを得ることができました。このご縁を大切にし、数年後にはプロジェクトの成果をご報告できるよう、引き続き努力してまいります。
この報告の機会を与えてくださった中村座長をはじめ、ご多忙の中、何度もプレ報告にご参加・ご助言くださった皆様に、心より御礼申し上げます。皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

     

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中小企業の経営者及びこれに準ずる方で、会の趣旨に賛同される方は、どなたでもご入会いただけます。
また、会員企業の社員の方や会員でない方も参加できる行事があります。

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